こんにちは。
本日は、NEM(ネム:通貨の名称はXEM(ゼム))が2017年12月9日(土)深夜に暴騰した要因について記載していきたいと思います。
「ネム(NEM)ってなんなの?」で仮想通貨「NEM(ネム)」について記載していますが、さらに詳しくまとめていきます。
目次
NEMの概要
公開日:2015年3月31日
公式サイト:https://nem.io
発行数量:8,999,999,999 XEM(すべて発行済)
時価総額:約4,700億円(2017年12月時点 第10位)https://coinmarketcap.com/#JPY
コンセンサスアルゴリズム:Proof of Importance(PoI)
ツイッター:Follow @NEMofficial
NEMは「New Economy Movement」の略称で、国や政府などの機関に縛られない新しい経済活動を目指すことを目標としたプロジェクトの名称です。そして、XEM(ゼム)がそのプロジェクト内のブロックチェーン上でやり取りされる仮想通貨の単位となります。
発行数量は89億枚で、すべて発行済となっています(初めに1,600人の投資家に均等に分けられました)。
また、コンセンサスアルゴリズムは、プルーフ・オブ・インポータンスとなっており、ビットコインのプルーフ・オブ・ワークとは異なるアルゴリズムとなっています。
NEM(ネム)はどの取引所で取引されているの?
では、NEMはどの取引所で取引されているのでしょうか?(全世界が対象です。)
(出典:https://coinmarketcap.com/currencies/nem/#markets)
BittrexとPoloniex(両方ともアメリカの取引所)、 Zaifで全体の90%以上を占めていますね。
Bittrexは、モナコイン同様に、NEMでもかなりのシェアですね。
NEMの2017年12月9日(土)深夜の爆上げの要因はWeChat(ウィーチャット)内でNEMを使用できるシステムが完成したこと!?
NEMが12月9日(土)深夜に突如として30円から一時70円まで暴騰しました。
見づらい方はこちらをどうぞ。
一瞬にして2倍以上になりましたね。これぞ、仮想通貨の醍醐味です。
この爆上げの要因として、中国のチャットアプリであるWeChat(ウィーチャット)上で、2017年12月21日からNEM(ネム)が送付できるようになることが、挙げられます(WeChatとは、日本でいうLINEのようなもので、中国ではもはや名刺代わりにWeChatを交換するといったプライベートだけでなく、ビジネスシーンまで浸透しています。さらに中国では皆がアリペイとウィーチャットで普段の決済をしていることで有名です)。なお、WeChatのユーザ数は10億人に迫るほど急成長しています(詳細はこちら)。
こちらがNEMの公式ツイッターです。
Stay tuned to Inside NEM Ep 23: Launching of all the details about the NEM WeChat Wallet + Global events! https://t.co/xEyfxFgsCr
— NEM (@NEMofficial) 2017年12月8日
WeChat(ウィーチャット)でNEM(ネム)が決済できるようになるのは非常に大きな出来事だと個人的には思っています。
しかも、WeChatでNEMを送付する際に、友達同士ならばウォレットのアドレスをコピー&ペーストせずとも送付することが可能になるようです。そのため、今よりも気軽に仮想通貨を送り合えるということです。
例えば、LINE(ライン)でも気軽にアドレスを入れずに友達に仮想通貨を送り合えるようになれば、割り勘とかも簡単にできそうな気がしていいですよね。コンビニ等での小額な決済にも有効かと思います。
WeChat(ウィーチャット)を運営するテンセント(英:Tencent、日本語:騰訊)の詳細
こちらは参考ですが、WeChatを運営するテンセントがいかにすごいかということを、業績や株価の動き等から見ていきましょう。
なお、テンセントは1998年に創業して、2004年に香港証券取引所に上場しています。
テンセント(Tencent)の10年間の株価チャート
過去10年のチャートは以下の通りです。
(見づらい方はこちらをどうぞ。)
凄まじい伸び方ですね。現在(2017年12月時点)では約400香港ドルですが、2007年は約10香港ドルでした。なんと40倍!これぞチャイニーズドリームですね!
テンセント(Tencent)の時価総額の世界での順位
それではテンセントの時価総額は、世界的にはどのくらいの位置付けなのでしょうか。以下は、世界の時価総額ランキングです。
いかがでしょうか?テンセントの時価総額は、4,790億ドル(約50兆円)と世界第6位の巨大企業なんです。ちなみに世界トップ10の内、アメリカ企業以外は中国のテンセントとアリババの2社のみなんですね。個人的な予想ですが、近い将来にテンセントとアリババは、中国・アジアという巨大なマーケットで成長していくことを背景に、世界の時価総額1位、2位になるのではないかと思っています。
テンセントの業績の推移
テンセントの業績(経営成績)の推移は以下の通りです。
(出典:トムソンロイター)
2017年12月期の予想売上高は約4兆円、純利益は1兆1,000億円(いずれも17円/元で計算)となっており、当期純利益率は脅威の27%となっています。ちなみに、日本企業で純利益が1兆円到達しているのは、トヨタ自動車、NTTグループ、ソフトバンクくらいです。創業わずか20年の会社がこれらと同等の利益を出しているのは驚異的なことです(しかも、いまだ高い成長率を誇っています)。
NEM(ネム)の価格は今後(2018年以降)どのようになっていくのか?
今回、WeChatとの提携が上昇要因となったNEMですが、今後の価格の動きはどのようになっていくのでしょうか?
NEM公式サイト内に「NEM (XEM) Price Forecast 2018」という記事がありましたので、ご紹介させていただきます。
結論から記載すると、NEMは2018年には165円から220円(110円/ドルにて計算)になるだろうとのことでした。
Coming straight to my NEM (XEM) price forecast for 2018, I’m seeing XEM coin trading in the range of $1.50 to $2.00 in the coming year, spelling triple-digit gains over 600%. Currently, XEM price is only $0.20 apiece.
また、すぐにでも1ドルは到達するだろうとのことです。
With all these positives in play, I’m seeing NEM prices soaring past the $1.00 mark very soon.
この根拠としては、NEMの強固なセキュリティや「カタパルト」というNEMのアップデートが2017年内に予定されていることです。
なお、この「カタパルト」については非常に期待されているようで、1秒あたり4000件ほどのトランザクションが可能となります(仮想通貨の中でもRippleの取引スピードが速いですが、1秒に1000件です)。ビットコインが直面しているスケーラビリティの問題(データ容量が大きすぎて決済スピードが遅くなってしまう問題)もカタパルトが実装されれば、クリアすることができます!
いかがでしたでしょうか?個人的にはNEMは有望な通貨だと思いますし、筆者自身も保有しています。
もし、NEMに興味がある場合は、コインチェックとZaifで日本円から購入できますので、是非購入してみてください。
ただし、コインチェックですと販売所でしか購入できず、手数料が数パーセントと高額であるため、Zaifをお勧めします(まだ、口座を持っていない方は口座開設しておいて損はありません)。
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