こんにちは。

先日、「金融庁が仮想通貨取引所11社を登録!〜あれ?コインチェックは?〜」の記事でご紹介させていただいたように、SBIバーチャル・カレンシーズについても金融庁から仮想通貨取引所として登録され、口座開設の先行予約が開始されました(先行予約はこちら)。

もともと仮想通貨(特にリップル)に力を入れている大手インターネット証券会社のSBIが参入することで、市場活性化の期待感をお持ちの方も多いことでしょう。

今回は、SBIが参入することで、どのように仮想通貨取引所の勢力図が変わっていくのか、考えていきたいと思います(なお、SBIはグローバルな仮想通貨取引所である「SBI MAX(仮称)」も開設予定です)。

ちなみに、筆者は、取引所自体についてはコモディティ化していき(インフラとして成熟して)、今後仮想通貨に関する新しいビジネスが次々と生まれていくと思っています(そのようなビジネスを日本中が知るのはおそらく5年後くらいからなんだと思いますが)。

 現時点(2017年10月上旬)の勢力図は?

こちらは、国内のビットコインの取引所別の24時間の出来高です。

(出典:Bitcoin日本語情報サイト

1位はコインチェックの約30,000BTC(約150億円)です。かなり大きな金額ですが、正直まだまだといった数字ですね(例えば、ソフトバンク株の1日あたりの出来高は約300億円なので、小さいのが分かると思います。)。

2位はビットフライヤーで約16,000BTC(約80億円)です。

3位がZaifで約10,650BTC(約50億円)です。

この取引量でいえることは、まだまだ小さい市場なので、SBIやサイバーエージェント(10月2日に取引所事業に参入を表明)が入ってきた場合に、取引所の勢力図が大きく変わる可能性があるということです。

現在のアーリーアダプターの方以外の一般の方が仮想通貨市場に参入してきた場合には、やはり大手の方が安心感があるということで、そちらを選ぶかもしれません。そして少し経つと、その取引所での流動性(いかに売り板と買い板が厚いか)が重要だとわかるでしょう。その時には、流動性の高い取引所が選ばれていくのでしょうね。

また、海外の取引所まで含めた場合にはどうなっているのかと言いますと、以下の図のようになっています。

(出典:Bitcoin日本語情報サイト

現在は、香港の取引所であるBitfinexが24時間の出来高が約27,000BTC(約130億円)で1位となっています。

ちなみに、先日発表された中国の仮想通貨取引所が閉鎖されるというニュースですが、香港は規制の対象外となっています。

海外で一番取引高が多い取引所よりも、日本のコインチェックの方が取引高が多いのは注目ですね。

また、韓国の取引所が2位にランクインしてきており、韓国の方々も相当の仮想通貨好きが伺えます。

SBIバーチャル・カレンシーズの参入で、仮想通貨取引所の勢力図はどう変わる!?

さて、ここからが本題なのですが、SBIはどの程度の影響力を発揮するのでしょうか。

そこで、黎明期である取引所がその後どのような勢力図になっていったかという参考で、黎明期のインターネット証券の企業比較をしてみます(下記図は2003年時点のデータです)。

(出典:オンライン証券業界におけるパフォーマンスに与える要因分析

ここで面白いのは、オンライン事業への参入が一番早かったのが、松井証券(1998年5月)というところでしょう。

イー・トレード(現SBI)やマネックスはその1年半後(1999年10月)であることを思うと、先発企業がその後もその勢力を保つとは限らないということがわかります。

ちなみに2015年時点では以下の順位となっています。

(出典:ZUU Online

なんと!楽天証券(2004年12月設立)が2位なんですね。2003年時点では参入すらしていない。

やはり、黎明期ではユーザーインターフェース、手数料、PR、取扱銘柄でかなり変わってくることが分かりますね。

そのため、SBIバーチャル・カレンシーズが10年後に1位になっていても全然おかしくないです。実は、SBIは2016年10月に仮想通貨交換業に算入することを発表しており、今回かなり慎重にユーザーインターフェースの構築や取扱銘柄を選定してきたことが伺えます。

当社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝)はこのたび、仮想通貨の交換および取引サービスを提供するSBIバーチャル・カレンシーズ株式会社(以下「SBIバーチャル・カレンシーズ」)を2016年11月1日に設立することとなりましたので、お知らせいたします。
(出典:SBIプレスリリース

ちなみにですが、FXについても日本で初めて始めたのは「ダイワフューチャーズ(現ひまわり証券)」(1998年参入)という(知名度が高いとはいえない)証券会社です。現在はGMOとDMMが2大取引所ですね。

まだまだ、仮想通貨の黎明期であり、今後の取引所の新規参入や勢力図の変化には要注目ですね。

それでは☆

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